いま最良のコストパフォーマンス──ツートップ「VIP 9750a TypeUG」(2/3 ページ)

» 2008年04月07日 18時43分 公開
[中山一弘,ITmedia]

なにかと使える「Radeon HD 3450」を選択したい

 先に少し触れたが、評価機にはチップセットに統合されたRadeon HD 3200のほかに、PCI Express x16スロットに「Radeon HD 3450」を搭載したグラフィックスカードを追加してある。もちろん、Radeon HD 3200を使っても動画再生処理には十分な性能を有している。しかし、Radeon HD 3450を追加することで4つのディスプレイに出力が可能になるため、マルチディスプレイ環境を構築したいユーザーには便利だ。

 また、3D処理性能もある程度重視したいゲームユーザーなら、AMD 780GとRadeon HD 3450の組み合わせで利用可能になるHybrid Graphicsを見逃すことはできないだろう。VIP 9750a TypeUGにRadeon HD 3450をBTOで追加した場合の価格は、2008年4月7日時点で+6300円となっているので、比較的安価にHybrid Graphicsが楽しめるという印象が強い。

 なお、評価機が手元に届いた時点で、デバイスマネージャが認識しているディスプレイアダプタはRadeon HD 3450のみであったので、実際にHybrid Graphicsを使うために、まずBIOSで「SurroundView」を「Enable」に設定する必要があった。これでデバイスマネージャにRadeon HD 3450とRadeon HD 3200が表示されようになる。念のため、「ATI Catalyst Conttrol Center」を最新版へバージョンアップしておき、コンソールから「Graphics Settings」を確認すると、「CrossFire」の項目が出現した。この設定を開いて「Enable CrossFire」にチェックを入れればHybrid Graphicsが機能する。

 このHybrid Graphicsだが、注意して欲しいのは遅いグラフィクスカードにパフォーマンスがそろってしまうところだ。今回の評価機なら、Radeon HD 3200に合うようになる。ハイエンドのグラフィクスカードとRadeon HD 3200の組み合わせでHybrid Graphicsを使うとこのバランスが悪くなってしまうので、ほぼ同等のパフォーマンスであるRadeon HD 3450が組み合わせとしてはベストだろう。

電源ユニットはBTOで選択可能で、標準は500ワット級だが、+8400円でAcBelの600ワットユニット、+1万5750円で同じAcBelの700ワット(ピーク)ユニットが選べる
筐体内部にはHDD用の3.5インチシャドウベイが4基分用意され、BTOでも最大4基のHDDがオーダーできる。標準構成は7200rpmの500Gバイトドライブだが、+1万5225円で1Tバイトドライブも選べる

BTOで選べるグラフィックスカードにはRadeon HD 3870(+3万5700円)やGeForce 8800 GTS(+4万7250円)が用意されているが、コストパフォーマンスを重視するなら、このRadeon HD 3450(+6300円)も捨てがたい
BTOではB3ステップ対応のPhenom X4 9750とPhenom X4 9850 Black Editionが用意されている。標準構成はPhenom X4 9750だが、システム構成価格がPhenom 9500を搭載していた「VIP X95A7G/DVRAM」と同じ7万9800円というのもすごい

デバイスマネージャに1つしかグラフィックスカードが表示されていないときは、BIOSでオンボードグラフィクスカードを有効にする必要がある。Radeon HD 3450とRadeon HD 3200が認識されたら、ATI Catalyst Control Centerを起動してCrossFireをEnableにする

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